2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

平安時代

倭歌(やまとうた)は、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。世の中にある人、ことわざ繁きものなれば、心に、思ふことを、見るも聞くものにつけて、言ひ出だせるなり。花に鳴く鶯、水に住むかはづの声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか…

熊野灘

一昨年の十一月、ふと小金井市の江戸東京たてもの園に出かけた。ちょうど特別展「ジブリの立体建造物展」が開催中で、ジブリ作品のイメージボードや背景画を楽しんだ。展示の途中で、展覧会監修者の建築家、藤森照信氏のコメントが貼ってあった。「人間は毎…